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Q&A

自己破産後の借金(借り入れ)・キャッシングは可能?

失業や家族の病気などで、自己破産後も生活が苦しいということもあります。

自己破産前であれば、キャッシングなどを利用して一時的な金銭の調達はできたかもしれません。

しかし、自己破産後は信用情報に事故情報が登録されたこと(いわゆる「ブラックリスト」状態)により、キャッシングや借入れができなくなってしまいます。

以下、自己破産後にお金が必要となった場合の対応について説明します。

1 自己破産後の借入れができない理由

自己破産をすると、信用情報機関が管理する信用情報に「事故情報」としてその情報が掲載されます。

金融機関やクレジットカード会社は、借入れやキャッシング、クレジットカードの利用申込みの際に審査を行います。

このときの主な審査内容は、経済的信用の有無です。

信用情報機関は、これまでの借入れ等の履歴に問題がないかどうかを確認するための個人データを金融機関等に提供しています。

信用情報機関のデータ内容に、自己破産を含む債務整理の情報である事故情報が記載されていると、金融機関等は「この人は過去に自己破産をしているから、返済能力に問題があるのだろう」と判断し、審査を通さないことになります。

これがいわゆる「ブラックリストに載る」という状態です。

ブラックリストに載ってしまうと、借金やキャッシング、クレジットカードの利用はできなくなってしまいます。

なお、「自己破産をしていても借りられる」「ブラックOK」などの文言を掲げている貸金業者等は、いわゆる闇金である可能性もあります。

闇金は、出資法違反の高い利率(延滞金を含み年利20%を超えるもの)で利息を設定して貸付をする違法業者です。

小額の融資を申し込む場合でも、闇金から借りてしまうと大きなトラブルに巻き込まれてしまいますので、絶対に避けるようにしましょう。

2 自己破産後にお金が必要な場合の対処法

自己破産から一定期間(7年ほど)経過すれば、事故情報が削除されるため、キャッシングやローン、クレジットカードも利用可能となる可能性があります。

(信用情報だけが審査の参考ではないため、削除後も審査に落ちてしまうことはあります。)

しかし、それよりも前にどうしてもお金が必要な場合には、以下の方法をご検討ください。

⑴ 生活福祉資金貸付

生活福祉資金貸付は、低所得者、障害者、高齢者世帯に対し生活費や福祉資金、教育費などの支援を行なっています。

国が行っている貸付制度であり、信用情報などの調査もありません。

連帯保証人がいれば利息もないので、急な失業や病気などで収入が減少してしまった方に向いています。

すぐに支援が必要な方は、お住まいの地域にある社会福祉協議会に連絡してみましょう。

生活の立て直しも含めて相談をすることができます。

⑵ 家族から支援を受ける

現実的な方法として、家族から支援を受けることも考えられます。

しかし、家族からとはいえ、大きな負担になる金額を借りると問題が起きやすいので、あくまでも必要最小限の借入れに止めるべきです。

3 2回目の自己破産と注意点

一度自己破産をした後に再度生活が苦しくなり、事故情報が削除された後にまたお金を借りてしまい、2回目の自己破産を検討している人もいらっしゃるかもしれません。

「自己破産は人生で1度だけしかできない」と考えている方もいらっしゃいますが、実際には2回目以降も可能です。

自己破産の回数制限は法律上ありませんので、理論的には何度でも自己破産はできることになります。

ただし、2回目以降の自己破産は1回目の自己破産よりも審査が厳しくなり、免責が認められない可能性も高くなります。

また、前回の破産等法的整理から7年以内の破産は「免責不許可事由」となっています。

4 自己破産は弁護士に相談を

自己破産後は、原則として借入れやキャッシングはできなくなってしまいます。

自己破産に併せて生計を見直し、借金に頼らない生活ができるようにする必要があります。

やむを得ないトラブルによって、どうしてもお金が必要になった場合には、まず公的な支援を受けることを考え魔性。

また、ブラックリスト抹消後に再度多額の負債を抱えてしまった場合は、弁護士に債務整理を相談してください。

2回目の自己破産は難しいですが、絶対に不可能というわけではありません。

借金が返済できない場合には早めに対処しなければいけません。

適切な対応をするためにも、返済が苦しくなったらお早めに当法人にご相談ください。

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